福田実の本音
BACKNUMBERfukuda_minoru_1963@yahoo.co.jp
NEW:2005.11.01

「瞳ふせ もの淋しげな横顔に 声かけ寄れば 笑顔まぶしき」
 18歳の時、選択国語の時間に作った歌だ。中学1年13歳の時につきあった相手の子を思い歌った。
「私の命、あなたの為に使って下さい」。そう言ってくれて、22歳当時250万円のクラウンを買ってくれた女性がいた。山内一豊の妻かと思った。その女性を幸せにしようとしゃかりきになった働いて来た。
 35歳で薬の副作用で倒れ2カ月入院した時、丸ボーズの頭にペニスからカテーテルを入れている姿を見て「人間なんだから当たり前。福田さんが生きててくれればいい」と言ってくれたのは、新宿から渋谷に移っても社内接待で使っていた店の女性だった。「もう俺はダメだな。金になんない客だから。お見舞いはもういいよ」と言ったが、「そんなのは関係ない」と元気を与えてくれた。闘病7年間、これほど毎日自分の人生を考えた事はない。本を出してから昔の友人達がいろいろ逢いに来てくれた。いい関係だと思った。お互いに家庭もあり子供もいて、今さらどうなるでもないが、昔の淡い恋心と現実の生活のバランスが取れていて、自然な再会ができた。毎日辛い闘病生活だが幸せだと思った。いつも本気で正直に素直に生きてなかったら、こんな幸せは味わえなかったと思う。箸にも棒にもかからない闘病患者を、男性も女性も支え励ましてくれる為に逢いに来て下さる。本当に金では買えない事だ。反面、正直に生きても傷つけてしまう人もいる。「部長、部長はいつも一人ですね。敵ばかりですね」とよく本部の女性に言われた。ついこの間も「あなたの周りは敵ばかり」と原稿をサポートしてくれた女性に言われた。群れる事よりも一人離れて大局を見ていたい。なあなあ良し良しの関係では結果が出せない。本質を見抜き本物を極めると人は孤独になる。しかし結果を出すと人は認め、周りは理解者だらけになる。それを味わって来た。倒れる前は仕事でそれを味わい、今は裁判でそれを味わっている。生き様に言い訳はいらない。俺がもし間違っていたら間違った結果が出て、正しければ正しい結果が出る。それをよく見ていて欲しい。ただ本当、裁判は金と時間がかかる。今俺の身近にいる人達は、俺が何に悩み、何に苦しんでいるのか良く分かってくれている。そして金の問題も。運命という「命を運ぶ事」は、レールを間違えると亡びる。ここに来てそのレールを走るには、何と言っても金がいる事が痛いほど分かった。今正直、お見舞い、カンパ支援も俺は原稿料だと思っている。「本気で突っ走ってとことん真実を極めてみろ。男一人どこまでやるんだ。お前が本気になればなる程、俺達は、私達は応援するぞ」って声が聞こえる。文章を見れば悩みや迷いも苦しみも分かる。進むべき道に迷いはありませんが、金がありません。応援して下さる人もたくさんいますが、保身といやがらせの為、敵もたくさんいます。協力し支えて下さり喜んでくれた人もいれば、傷つけてしまった人もいます。でもね裁判がちょうど終盤に差しかかった今、俺は声を大にして言います。人間が生きる為には正しいルール、正しい法律、正しい環境が必要だという事。そして俺は真実を証明する為には決して逃げないし、全て真っ向勝負する。とにかく今俺に必要なのは戦う為の軍資金です。集まらない限り俺は最後まで戦えません。お見舞い、カンパ支援待ってます。力を貸して下さい。もう俺一人じゃどうにもなりません。俺に力貸して下さい。
 愛知の妹ミキコ、お見舞いありがとな。ダンナによろしくな。また来てくれ。心のこもった誕生日プレゼント、カンパも本当ありがとう。
 岐阜の井田さん、お久しぶりです。嬉しかったメール。絶対逢いに来て下さい。待ってます。
 いやー住友生命、やればできるじゃん。金にならない客に新任のあいさつ、わざわざありがとう。伊藤支部長と小林さん、切り替えよーく検討します。待ってて下さい。金はないけど。間違っても明治安田生命にはならないでな。ありゃ終わりだ。客が逃げる。
 うまい物を食い、うまい酒を飲み、行きたい所に行き、逢いたい人に逢い、やりたい事をやる。人はその為に生まれて来た。人生は悲しむ為じゃなく楽しむ為にある。しかし今俺はそのどれもを断ち切られ、かろうじて逢いたい人には来て頂いている。これからも俺に逢いたい方はメール下さい。たったひとつの俺の楽しみですから。
 組織の重みも、男同士の友情も、男女の愛情も、すったもんだして長い時間をかけて築くもんです。一朝一夕には築けません。最後まで必要な人と信じられる人と支え合って行きます。メール等下さった1274名の方、お見舞いに来て下さった40名の方、裁判の傍聴に来て下さった44名の方、福田の宝物です。今の世の中、金でなく心で人を支えてくれる人は何人いるでしょうか? また金で支えてくれる人は何人いるでしょうか? 俺がもし邪心からこの裁判をやり本を書いているのなら、こんなに多くの人も金も集まらないでしょう。ノドの筋萎縮により話せるのもそんなに長くはありません。早いうちに逢いに来て下さい。待ってます。
 京都の上島さん、いつもたくさんのカンパ支援ありがとうございます。体が大変なところすみません。ご主人にもよろしくお伝え下さい。
 東京の羽生さん、パソコン指導ありがとうございます。おかげ様で原稿と文章作成はだいぶ分かり、自分でやってます。これからもよろしくお願いします。また散歩もしましょう。
 ノートパソコンを譲って下さった杉並のIさん、いろいろ設定ありがとうございました。ピンボールやってます。村上春樹氏の「1973年のピンボール」は好きな本で、俺達が小学生の頃はやったピンボール、ジュークボックスはなつかしいです。昔はボーリング場でよくやりました。今、200万点は超えてます。
 鶴岡さん、小池さん、メール届いてます。これからも応援よろしくお願いします。
 佐藤弁護士、毎月のカンパ支援本当にありがとうございます。感謝いたします。
 10月27日、42歳になりました。やっと厄年も終わりました。
 神戸のナオミ、電報ありがとな。ハッピーバースデーは泣けるな。しみた。
 ロスの宮田さん、ズー、大阪の竹内、鹿児島のひさみ、藤代、愛知のミキコ、東京の羽生さん、みんなメールありがとう。福岡の納富さん、バースデイカードありがとうございます。好きな物、何も食えん誕生日だけどみんなのメールで励まされたよ。最後まで戦って真実、証明するから。意地がなくなったら男は終わりだからな。見てろよ。きれいな花にいやされます。やるぞー。

以上




福田実の本音

Copyright © FUKUDA MINORU All rights reserved.
福田実 fukuda_minoru_1963@yahoo.co.jp