福田実の本音
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NEW:2005.06.15

 男の人生は車の運転と同じで、ハンドルの遊びがないと真っ直ぐに進まないし、カーブも曲がれない。
 毎朝部室に行って彼女と煙草吸ってから授業に出て休み時間はずっと部室で彼女と楽しいひととき。教師もできた人で「今日は見回りあるからな。キチンとかたづけとけ」と理解がある。土曜の夜は毎週集会、彼女と酒と煙草とダチの家とバイク。そんな高校生活だった。アルバイトでデート代を稼ぎ、勉強は試験前だけ。試験といえば、選択科目である古典の試験の時は最悪だった。教室に行ったらいきなり試験だと言われた。俺はそんな話、まったく聞いてなかったのに。もちろん白紙で出したら単位は取れない。ちょうど『歎異抄』について学んでいたので、教師に「寺に行って坊さんの話を聞いて論文書くから単位下さい」と言ったらオッケイしてくれて、その論文が素晴らしいとテストは0点なのに評価は満点で、楽々単位をもらえた。その時の教師が「福田、お前文章書いていけ」とアドバイスしてくれた。何の因果か、今文章を書いて金をもらっている。磊落な教師が多かった。山へ行くと高校時代から教師と一緒に酒を飲んでた。山の酒は解禁だった。そういう環境で育つと俺みたいのができる。「俺達も同じような事をやってきた生き残りだからな」と言う教師達に「いつか見てろよ。天下取るから」と言い、社会出て勝負する時を狙っていた。その時つるんでいた連中には、一本立ちして自分で経営者になっている奴が多い。元来、皆アウトローなので、自営でやっている連中が多く、奴らの心根の部分は今でも変わらない。そいつらとつるめた事も嬉しいし、いくつになっても奴に負けるかとライバルであった事も楽しかった。ただ詰め込んで試験だけ受かって、人の為にならない仕事して、人間的魅力が何もない奴よりも、やりたい事全てやって、多少道はあっちこっち行ったが最終的には一本の筋が通っている男達が俺は大好きだ。そいつらと飲む酒が一番うまかった。仕事もその延長だった。
 金がある時はホテルオークラにも泊まるし、ニューオータニで飯も食う。女性がいればイタメシもフレンチも食う。しゃれたクルーザーにも乗るし、屋形船も乗る。でも金がない時は、渋谷の宮下公園前の屋台の「めんつう」で缶ビールとラーメンでも充分楽しめる。そんな幅のある連中との仕事がおもしろかった。どこに行っても態度が変わらないで、赤坂でも渋谷でも新宿でもブイブイ肩で風切って闊歩する。打ち上げで、一晩100万、200万の金をパーッと使い、普段はコンビニ弁当。こんなもんだ。なかなか凝縮された人生で、仕事はプロだが私生活は何でもありだった。しかし倒れる35歳までずっと譲れないのが「おかしな事」と「なめた事」だ。それについてはとことん追い込む。それで飯を食ってきたから許さない。それだから今も「薬害副作用認定裁判」を国を敵に回してもやっている。
 42年生きてきて、のるかそるかのどっちに転ぶかの戦いは全て勝ってきたが、今回ばかりは本当に金に困っている。世の中がこれだけ厳しい時、331万8000円もお見舞い支援を頂いたのは本当に嬉しいです。しかし、とにかく裁判がチンタラチンタラ長いんです。生活費もいっぱいいっぱいで、こりゃ今回ばかりは俺1人の力じゃどうにもならんなと思ってます。「驕る平家は久しからず」で公務員もいろいろ改正案が出ているが、こんな理不尽な行政にまともに税金を払いたくない。でも決められたルールで勝負しなくちゃならないので裁判をやっているが、ずっと書いてきたように本当に金と時間のムダ使いだ。
 人間の人生は自分でどうにかできる部分とできない部分がある。どんな成功者も必ず強力な協力者がいる。何のぜいたくをするわけでもなく、何の楽しみもなく、ただ一筋に真実を証明する為に戦ってきた。体がこんなで今回ばかりは金の事がどうにもならない。今は悔しいし、未練たらたらです。俺に軍資金預けてみて下さい。キッチリ真実を証明する為、戦います。戦いたいのです。ここまでやってやっと最強の協力者に出会えたのに、裁判終わるまでの生活費がありません。本とお見舞いカンパ支援、お願いします。男一人命懸けの勝負、力貸して下さい。戦わせて下さい。

 ロスの宮田さん、上野さんと共に協力ありがとうございます。アメリカで一人また一人と本を読んで頂ける事、嬉しいです。これからもよろしくお願いします。
 岐阜の森田さん、支えてくれてありがとう。お互いガンバロウ。
 ツシマさん、カンパ支援またありがとうございます。大切に使わせて頂きます。直接御礼を言わせて頂きたいので、よろしかったらメール下さい。ぜひ一度来て頂けないでしょうか? お会いできればと思っています。
 東京の小池さん、メール届いてます。応援ありがとうございます。ぜひ10月28日第9回公判来て下さい。
 同じく都内高円寺のIさん、パソコンのご協力ありがとうございます。昨年1月のカンパ支援もありがとうございました。インストラクターの方で強烈に覚えてます。これからも応援よろしくお願いします。

 いつも土壇場に立たされると思うんですよ。俺が使命を与えられた男なら必ず道は開けるって。だから最後まで決してあきらめないで前向きに戦うって。腹は決まった。
 ただ試験だけ受かって、ふざけた審査して、俺の主張を認めず、裁判でダラダラと訳の分からぬ主張をしている連中を絞り込んだ。
 まず平成13年8月30日、医療費医療手当不支給決定をした当時の医薬品機構佐々木理事長。そして平成15年2月13日、当時の厚生省副作用被害判定部会のメンバー(後日実名を書く)と行政機関担当者黒川達夫安全対策課長、伏見環安全対策企画官、田所茂彦氏。自分のやった仕事に責任取ってもらう。俺のつける落とし前を受けてもらう。そしてその家族も俺の家族と同じ苦しみをたっぷり味わえ。法律でケリがつかない時は人間としての掟でケリをつける。そこには社会常識も法律もない。俺なりの落とし前をつける。本気で命賭けて生きて来た俺に対してふざけた仕事をしたらどうなるかキッチリ教えてやる。
 誤解のないように言っときます。これは犯罪予告ではありません。人間として、人の命に対してふざけた仕事をしたらどうなるのかを教えてるだけです。司法の正しい判断を待ちます。そしてそれもふざけていたらキッチリ落とし前つけます。男が本気になったらどう生きるのか、どう勝負するのか、命ある限り書いていきます。

以上




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