4月2日、読者の方からまた電話をもらいました。その人は女性の方で、スタチン剤メバロチンを10年飲んで、今やはり全身筋肉痛が続き、寝たきりになっていると言う。CPKを検査した時は、500位の数値があり、その他の異状も検査結果に出たが、メーカーも医薬品PLセンターも医者も相手にしてくれず、いずれも「薬をやめれば直る」の一点張りだったという。「悔しくて、福田さんの本を読んで全く同じ対応をされたのでよく分かります」と思いをぶつけてきた。「副作用認定の為には医者の診断書が必要だ」とPLセンターで言ったと言うので、別府先生に話し紹介させていただいた。多いんですよ、国内にもこういう患者さんが。三共がスタチン剤は安全だとまた大きく新聞広告を出し、犬となる医者のコメントを載せていたが、あまりに副作用の現状をなめている。「全身の神経がしびれ、この痛みを何とかしたいので、治療法がないものかと連絡させていただきました」と俺の方に連絡が来た。いつまで国と製薬会社は、鎖国エビデンス・鎖国論文でこういう薬害副作用患者を隠ぺいするのか? 罪だよな。俺もそうだが、医者を信じて飲んだだけで、全身筋萎縮が出たのに、出た途端に医者も国も製薬会社も知らん顔。「別の原因でしょう」と患者をバカにして認めない。これじゃ何百人と被害患者が増える訳だ。 4月4日、別府先生に一年ぶりに診察を受け、筋肉CTを撮ってきた。腰と首や体幹に近い筋肉は萎縮が続いているが、他は少しボリュームが出ていると言う。 最後まで闘えるようにリハビリを続け、できる限り歩いて闘う。ノドはつらい、グラグラする。腹筋も弱いので排尿に時間がかかる。まだまだジワジワとつらい日々が続く。ガンバルしかない。「薬害副作用認定裁判支援基金」の方、カンパ支援よろしくお願いします。口座開設前は23名の方にカンパ支援をいただき、開設後は現在9名の方に支援いただいています。俺にできることは、毎日少しずつリハビリして、体を動かし、飲める時に流動食を摂り、闘うだけだ。そして週1、2回部屋の掃除をして、お見舞いにきてもらい、生の俺を見てもらう。その姿と文章を正確に残す事と、俺のカルテと筋肉CTを年に一回ずつ残す事が次の副作用被害患者のためになる。 神経を抜いても雑菌が入る歯を痛くなると消毒してもらい、全ての歯が虫歯になっても今闘っている。まだまだ歩いて杖ついて裁判所まで行こうと、安い靴も2足買ってきた。ブランド物はもういらない。買う金もない。闘いの為の金だけあればいい。全神経を裁判とこの闘病記録に集中している。携帯代も高いので、今中古のノートパソコンに切り替えようかと考えています。どなたかありましたら安く譲って下さい。連絡待っています。 手術をしてから患者が死亡しているのに、手術との因果関係が立証できないとか、薬を飲んでから障害が出ているのに薬との因果関係が不明なんて、眠たいことはもう沢山だ。どのツラ下げてどの口がなめたことを言っているのか見に来て下さい。生きている限り裁判の全てを公開します。ただの命じゃない。人生という大切なものが、その命には刻まれている。その命を簡単に処理している司法や国や製薬会社は、ぶちのめしてやらないとならない。協力お願いします。ホリエモンがTVに走るのが分かる。インターネットのキャパは確実にまだせまい。高齢者や一般生活者のほとんどが、まだまだTVからの情報に頼る。1年2カ月、この連載を続けてきたが、インターネットを見ている世代を肌で感じる。簡単に安く情報が入るものに勝るものはない。そういう意味ではもっともっとダイレクトに世の中に伝わるように、原稿とインターネットにこの闘病の様子を残し、俺が動けなくなってももっとインパクトが出てきたら直ぐにTVに持ち込む。それまではできる事を毎日コツコツ残しておく。お見舞いも待ってます。いつでもメール下さい。障害を持っている人たちも全力で生きているのが、メールやお見舞いでよく分かるし感じます。闘病記の意味もそこにある。「こんなにも悲惨な状況でも闘っている人がいる」と知っただけで安心して、自分もガンバろうと思う。「まだまだ救われるだろう」と思う事で、自分へのなぐさめになるのが闘病記だ。だから根強い人気がある。人間は強くもあり、弱くもある。素直に弱さを出せる人間が一番強くなる。だからといってヘコヘコする事はない。自然体で、怒る時はその怒りをぶちまければいい。あれこれ考えて表現したものは真実じゃない。その時感じた第一印象だけが本音であり、真実だ。男も女も本能で生きている。ルールさえ守っていれば、生きるためならなんでもありだ。幸せに生きることを妨げるおかしなルールだけは変えなければならない。これからも応援、協力お願いします。 桜が咲きました。倒れて7回目の桜、今年も見ています。 竹内、つわり大変だな、ガンバレ。いい子が産まれる。応援しているからな。女性が一番強くなる瞬間だ。落ち着いたら連絡くれ。 栃木の鹿取さん、いろいろ大変ですね。生きて健康ならいいじゃないですか。コツコツガンバッテればいい事あります。今度、ご主人と会いに来て下さい。 イギリスのサチコさん、インターネットで本買えます。読んでみて下さい。半端な本、全て蹴散らせてガツンと言わせます。本物は残ります。 ヒロコさん、何だよ立ち読みかよ。立ち読みの方とは話しません。そこまでの関心がないという事ですから。ウェブマガジンの方を見て下さい。初公判から第7回公判までの内容は全て書いてあります。詳細は続編に書いてあります。 岡山の黒田さん、ウェブマガジンをご覧下さい。裁判についてはウェブマガジンの方に書き、本音の方は素直な感情を書いてます。 大阪のタナベさん、いやケイコさんの方がいいかな。体は辛いですが、バリバリ気合い入れて闘ってますよ。 桜満開です。今年は我が家にも桜植えます。今しかないなと思うので。ここ何人かから、ざっと立ち読みしましたと失礼なメールが何通か来たが、ざっと立ち読みならメールはいらない。こちとら命懸けで書いている本をざっと立ち読みなら読まなくていい。ふざけんな。なめたメール送ってくるやつはいらない。次作も読むな。人の命懸けを立ち読みなら俺にとってあなたは読者であってほしくない。俺の本は俺の命の記録だ。ふざけんな。そんな半端な本じゃないんだよ。 以上 | ||
Copyright © FUKUDA MINORU All rights reserved. 福田実 fukuda_minoru_1963@yahoo.co.jp | ||